こんな悩みを解決できる記事になっています!
現在会社に勤めながら副業でWebライターをしています。会社では雑誌の編集を担当しており原稿を依頼する側ですが、自宅ではWebライターとして仕事を受けています。
この記事『サイトマップとは?種類や作り方・SEO効果を初心者向けに解説』を実践すれば、初心者でもサイトマップを作成できますよ!
記事の前半ではサイトマップの種類と役割、後半では作り方や注意点を、初心者でも分かりやすく解説するので、じっくり読んでください。
サイトマップとは?
サイトマップって何ですか?
サイト全体のページ構成を一覧で示したものです!
はじめにサイトマップとは何かを解説します。 サイトマップは、サイト全体のページ構成を一覧で示したものです。サイトマップを見れば、サイトの内容が一目瞭然です。
サイトマップは、ユーザーだけでなく検索エンジンにもサイト構成を分かりやすく知らせる役目があります。ユーザーはサイトマップがあることで、目的のページを見つけやすくなります。
検索エンジンにはサイト構成を伝えることができ、クローラーが巡回しやすくなります。
3種類のサイトマップ
サイトマップの種類は?
3種類のサイトマップがあります。
3種類のサイトマップについて解説します。サイトマップには、自分のサイト管理用「サイトマップ」「XMLサイトマップ」「HTMLサイトマップ」の3種類があります。
「管理用サイトマップ」は文字どおり、自分のサイトを管理するためのサイトマップです。Excelなどで作ったもので、利便性の高いサイトに仕上げるには必須のデータです。
「XMLサイトマップ」は検索エンジン向けで、「HTMLサイトマップ」はユーザー向けと、それぞれ目的が違います。それぞれの違いをご説明します。
1~3の順で解説しますのでご覧ください!
自分のサイト管理用の「サイトマップ」
自分のサイト管理用の「サイトマップ」は、サイト立上げ時に作る構成図です。「XMLサイトマップ」「HTMLサイトマップ」作成の基礎となるサイトマップで、Excelなどで作成されたものです。
サイトを立ち上げ時には、構成を練り上げてカテゴリーや記事内容、記事数を決めます。立上げたあとでも、つぎにどの記事を書くか、今どれだけの記事が完成しているかなど、ひと目で分かります。
自分のサイトを俯瞰してみることができるのです。サイト管理用に必須の「サイトマップ」です。また将来、サイトの更新を外部委託する際にも、「サイトマップ」があることで、スムーズに委託発注できます。
SEO対策の「XMLサイトマップ」
XML サイトマップは、SEO対策の検索エンジン向けのサイトマップです。Googleクローラーがサイトをクロールするときに使用するすべてのコンテンツのリストです。
クローラーはリンクをたどってサイトを巡回しますが、XMLサイトマップがあることで、クローラーにサイト構成を伝えられます。
サイトマップが必要かどうかは以下の要件に該当するかでのでご参考にしてください。
次の場合にサイトマップが必要になることがあります。
・サイトのサイズが大きい。
・サイトが新しく、外部からのリンクが少ない。
・サイトに動画や画像などのリッチメディア コンテンツが多数含まれている、またはサイトが Google ニュースに表示されている。
ユーザー向けの「HTMLサイトマップ」
「HTMLサイトマップ」は、HTMLで書かれたサイト全体の構成を示す図です。ユーザーはHTMLサイトマップがあることで、目的のページに素早くたどりつけます。
サイト全体でどれくらいの記事があるのか、どこにどのような記事があるのかを、ひと目で把握できます。ユーザーの利便性が向上しますので、必ず作っておきましょう。
XMLサイトマップの作り方
XMLサイトマップはどうやって作るの?
WordPressのプラグインを使えば簡単に作れます!
「XMLサイトマップ」の作り方を解説します。Wordpressのプラグインで作成する方法があります。
手動で作成する方法もありますが必要性が少ないので割愛します。ここではプラグインで作成する方法のみ解説しますのでご覧ください!
WordPressのプラグインで作成する方法
WordPressのプラグインで「XMLサイトマップ」を作成する方法を解説します。Wordpressを使用している場合は、プラグインを導入すれば自動でサイトマップを作成してくれます。
更新も自動でしてくれるので、管理がとても楽です。XMLサイトマップを作れる、代表的なプラグインはAll in One SEO / Yoast SEO、XML Sitemap Generator for Googleです。
順番にご説明します。
All in One SEO / Yoast SEO
WordPressのプラグイン「All in One SEO」「Yoast SEO」でXMLサイトマップを作成できます。
これらは総合的なSEOプラグインで、そのなかの機能の一つにXMLサイトマップの作成機能があります。
All in One SEOはすでに、プラグインを追加している人も多いかと思います。そのなかに、XML サイトマップを作成する機能が含まれている方もいるかも知れませんので確認してみましょう。
All in One SEOの例)
ダッシュボード画面で、➊All in One SEO ➡ ❷サイトマップの「管理→」をクリックします。
➊一般的なサイトマップを選択 ➡ ❷サイトマップを有効化します。
❸投稿タイプを「投稿」と「固定ページ」にチェックをいれます。
❹タクソノミーは「カテゴリー」のみチェックをいれます。
➊高度な設定をクリック ➡ ❷❸投稿タイプの優先スコア、タクソノミーの優先スコア グループ化にチェック
❹画像を除外 「はい」を選択 ➡ ❺変更を保存
XML Sitemap Generator for Google
WordPressのプラグインXML Sitemap Generator for GoogleでもXMLサイトマップを作成できます。
プラグインの新規プラグインを追加からXML Sitemap Generator for Googleを追加します。
追加したら有効化しましょう。そしたらURLをサーチコンソールに送信して完了です。
XMLサイトマップ作る際の注意点
XMLサイトマップ作る際の注意点を解説します。
1~4の順で解説しますのでご覧ください!
noindexのURLを登録しない
noindexのURLは登録しないようにしましょう。noindexはGoogleクローラーを巡回させない設定です。XMLサイトマップにnoidexが含まれているとエラーメッセージが表示されてしまいます。
エラーメッセージがでた場合には、noindexページがどれかを特定して削除します。削除後にXMLサイトマップをGoogleサーチコンソールに送信しましょう。
正しいURLを登録する
XMLサイトマップ作る際には、正しいURLを入力するようにしましょう。URLに誤りがあると、Googleクローラーに認識してもらえません。
また「http」「https」や「www」の有り無しなど、表記揺れがあるとGoogleクローラーが同じページを重複してクロールしてしまいます。
非効率なクロールが行われ、SEO面でマイナスなので、正規化されたURLを登録しましょう。
ファイルサイズを最適化する
XMLサイトマップのファイルサイズには上限がありますので、サイズを最適化しよう。XMLサイトマップの容量の上限は、圧縮されていない状態で50MB以下、URL件数の上限は最大50,000件までです。
サイトマップの容量やURLが上限を超えている場合には、サイトマップを分割しなければいけません。
XMLサイトマップは定期的に更新する
XMLサイトマップは定期的に更新しましょう。Wordpressプラグインを使用すれば、XMLサイトマップを自動的に更新するよう設定可能です。
例えばプラグイン「All in One SEO」を使用すれば、サイトはGoogle Search Consoleに直接接続され、サイトマップは同期されます。管理が楽になりますので、プラグイン使用がおすすめです。
XMLサイトマップを検索エンジンに伝える2つの方法
XMLサイトマップを検索エンジンに伝える2つの方法を解説します。XMLサイトマップは、作って終わりではなく、検索エンジンに伝える必要があります。
検索エンジンに伝える方法は以下のとおりです。1~2の順で解説しますのでご覧ください!
Google Search Consoleを使う方法
Google Search Consoleを使って、XMLサイトGoogle Search Consoleを使って、XMLサイトマップを検索エンジンに伝えることができます。
以下の順で作業します。
- Google Search Consoleにログイン
- メニューから「サイトマップ」 ➡ 「新しいサイトマップの追加」をクリック
- XMLサイトマップのURLを入力
- 送信をクリックします。
- XMLサイトマップが認識されると完了画面が表示されます。
robots.txtを使う方法
つぎにrobots.txtを用いる方法を解説します。robots.txtは、検索エンジンのクローラーの動きを制御できるテキストファイルです。
検索エンジンは、クローラーにサイトをクロールさせてページ情報を取得しています。その際、検索エンジンはクロールの前後でrobots.txtを確認します。
robots.txtを使うことによって、特定のページやディレクトリに対してクロールを許可したり禁止したりできるのです。
そのため、サイトの中で公開する必要のないページが検索エンジンにインデックス登録されるのを防ぎ、サイトのセキュリティが向上します。
またクローラーが、サイト内の重要なページをインデックス登録するのをサポートします。その結果検索エンジンから評価され、SEO効果が発揮されるのです。
命 令 | 必要性 | 意 味 |
User-agent:【クローラー名】 | ○ | クローラーの名前を記入します。GoogleクローラーであればGooglebot を記入。すべてのクローラーに対しての指示は * を使います。 |
Disallow:【禁止するパス】 | × | クローラーがアクセスを禁止するパス(ページ・ディレクトリ)を指定します。 |
Allow:【許可するパス】 | × | Disallowでアクセスを禁止した中で、クロールを許可するパスを指定します。 |
Sitemap: 【サイトマップのURL】 | × | サイトマップのURLを指定することで、クローラーにサイト構造を知らせます。 |
HTMLサイトマップの作り方
HTMLサイトマップの作り方を解説します。
1~3の順で解説しますのでご覧ください!
WordPressテーマの機能で作成する方法
WordPressのテーマCocoonでは、簡単にサイトマップを設置できる機能があります。
①WordPressにログインしダッシュボード ➡ 固定ページ ➡ 新規固定ページを追加します。
タイトルは「サイトマップ」と入力し、URLスラッグを「sitemap」にしてください。
編集画面のブロックの追加「+」 ➡ 「ショートコード」➡「sitemap」と入力します。
編集画面右上のプレビュー画面を押すと、
ショートコード「sitemap」 ➡ 固定ページ、投稿一覧、カテゴリーがHTMLサイトマップに表示されます。
そしたら公開をクリックして完了です。
WordPressのプラグインで作成する方法
WordPressのプラグイン「WP Sitemap Page」「All in one SEO」を使えば簡単にHTMLサイトマップを作成できます。
例)WP Sitemap Pageで作成
最初に固定ページを作成します。➡ 新規固定ページの追加
タイトルは「サイトマップ」と入力し、URLスラッグを「sitemap」にしてください。
プラグインを有効化するとダッシュボードにWP Sitemap Pageが表示されるのでクリックします。
ショートコードをコピーして、先程作成した固定ページに貼り付けます。
プレブュー画面で確認して問題なければ公開します。
以上で完了です。
手動で作成する方法
サイトマップは手動でも作成できます。自分の好きなようにデザインしたい場合などは、手動で作成しましょう。WordPressのダッシュボードの固定ページから新規固定ページの追加をクリックします。
タイトルをサイトマップ、代替テキストをsitemapと入力します。ブロックの追加からリストブロックを追加します。
各ページのタイトルを入力します。階層を下げたい場所はインデントで調整します。
つぎに各ページにリンクを貼っていきます。すべてのページにリンクを貼ったら完了です。
まとめ
以上サイトマップについて解説してきました。サイトマップは、サイト運営者、ユーザー、検索エンジンの3者にとってそれぞれ目的があります。
ユーザーはサイトマップがあることで、目的のページを見つけやすくなります。検索エンジンにはサイト構成を伝えることができクローラーが巡回しやすくなります。
サイトマップを理解して適切に作成し、効果的なサイトに仕上げていきましょう。