【徹底解説】ブログの読みやすさは文字装飾が9割!初心者向け解説

  • ブログ記事のアクセス数が伸びない
  • 何となくブログ記事が読みづらい

もしかしたら、その原因はあなたの文章そのものではなく、「見た目」にあるかもしれません。

読者はあなたのブログにたどり着いた後、わずか3で「読むかどうか」を判断します。その短い時間で読者の心をつかむために、もっとも効果的なのが「文字装飾」です。

この記事では、ブログの読みやすさを劇的に向上させる、文字装飾のテクニックを徹底解説します。

初心者でもすぐに実践できる具体的な方法と、多くの人がやりがちな「失敗例」もご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。


「文字装飾」を学ぶ前に、「書けない」という悩みを根本から解決したい、体系的にWebライティングを学びたい方は、まずこちらの記事をご覧ください。
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現在会社に勤めながら副業でWebライターをしています。会社では雑誌の編集を担当しており原稿を依頼する側ですが、自宅ではWebライターとして仕事を受けています。

ブログはなぜ文字装飾が重要なのか

文字装飾は重要なの?

文字装飾はとても重要です。

ブログにとって文字装飾は、記事の内容と同じくらい重要です。記事が読みづらいと、読者はブログから離脱してしまいます。

文字装飾の目的

文字装飾の最大の目的は、読者の読みやすさ(ユーザビリティ)と分かりやすさを高めることです。ブログの読者は、流し読み(スキャニング)する傾向が強いため、太字やマーカーを使って重要な情報を目立たせる必要があります。

すると、読者は記事全体を読まなくても要点を把握でき、知りたい情報へスムーズに辿り着けます。情報が伝わりやすくなると、ブログに読者が滞在する時間が長くなり、途中で離脱するのを防ぎます。

これらの行動データは、Googleがコンテンツの質を判断する際の重要な指標であり、結果として検索順位の向上につながります。

したがって、文字装飾は単なるデザインではなく、読者の利便性を追求し、SEO効果を引き出すための戦略的な手段と言えます。

読者が離脱する三つの理由とは?

読者がブログから離脱してしまうのには、明確な理由が三つあります。三つの理由とは、「読む気が起きないデザイン」「情報が整理されていない」「目が疲れる配色」が挙げられます。

① 読む気が起きないデザイン

ブログ記事に文字がびっしりと詰まっていると、読者が読んでみようという気になりません。行間を詰めすぎていたり、リスト・画像・図表を適切に使用していなかったりすると、読者が読む気になりません。記事を文章のみで構成するのもやめましょう。

② 情報が整理されていない

記事を装飾し過ぎているだけで、情報が整理されていないブログは、読者の離脱につながります。派手な文字装飾は一見目を引きますが、内容の「階層構造」が見えないと、読者はどこが重要で、何が言いたいのかを瞬時に把握できません。

見出しや箇条書きで論点を整理し、適度な強調にとどめましょう。そうすることで、斜め読みでも全体像がつかめ、結果的に「読了率」と「信頼性」が向上します。読むストレスを減らし、必要な情報へ最短で導くことが、良質な記事の絶対条件です。

③ 目が疲れる配色

原色を多用したり、背景色と文字色のコントラストが極端なブログは、読者の目に大きな負担をかけます。特に「蛍光色」のような高彩度な色や、「赤と青」など補色の組み合わせは、チカチカして視覚的な疲労を急速に高めます。

一時的な強調は効果的でも、ページ全体で乱用すると、読者は記事を読み進める集中力を失います。内容以前に、「目が疲れる」という理由でサイトから離脱してしまいます。

読みやすさを最優先した、落ち着いた配色と適度なコントラストが、読者を惹きつける秘訣です。

文字装飾を効果的にするコツ

前章で、文字装飾が重要な理由を解説しましたが、効果的に文字装飾するコツを解説します。

文字装飾はシンプルにする

文字装飾の目的は、読者に読みやすく分かりやすくすることです。そのためには、文字装飾はできるだけシンプルにするのがポイントです。

なぜなら、装飾方法が限定されている方が強調したい部分が目立ち、読者が理解しやすくなるからです。また、シンプルな文章は読者に飽きられにくく、読了率も高まります。

文字装飾のルールを決める

あらかじめブログ全体の文字装飾ルールを定めましょう。どの装飾を、どのような意味合いで、どの程度の頻度で使用するかのルールを決めます。

記事やページ全体で一貫性を持たせることで、読者は迷うことなく、文章の構造と重要度を把握できます。


すぐに使える文字装飾の基本ルール

文字装飾が適切に行われている記事は、それだけで「このブログは質の高い情報を提供している」という印象を与えます。文字装飾を無計画に使うと逆効果になります。

そこで、これだけは押さえておきたい文字装飾の基本を解説します。

太字はもっとも伝えたい単語に使う

太字は、もっとも伝えたいキーワード、重要な結論、読者に記憶してほしい専門用語に使います。太字を使うことで、読者の視線を瞬時に集め、情報の重要性を強調します。

ここで注意した方がいいのが、太字にするのは本当に大事な部分だけにとどめることです。一文すべての単語を太字にすると、本当に重要な箇所が分からなくなります。重要な単語のみ太字にしましょう。

本文の文字サイズは原則16pxにする

本文の文字サイズは、原則16pxを使用しましょう。一般的に16pxであれば、パソコンでもスマホでも読みやすいとされています。

なお、媒体によって文字が大きすぎたり小さすぎたりすると、読者は読むのを諦めてしまいます。読者の環境を考慮し、適切なサイズに設定しましょう。

文字色は3色までにとどめる

ブログの文字色は3色までにとどめましょう。ブログのなかには、文字色を多用しているのも存在します。しかし、文字色が多いと読者が混乱して、内容を理解しづらくなってしまいます。

そのため、文字色は次の3種類を使うようにしましょう。

  1. 濃いグレー「#333333」:本文
  2. :マイナスイメージの単語
  3. :リンク

本文の文字は、黒ではなく濃いグレーがおすすめです。当ブログでも使用していますが、多くのブログやサイトで使われている人気色です。迷ったら「#333333」にしましょう。

青は読者にリンク色と認識されているので、リンクにだけで使うようにしましょう。

下線は原則として使用しない

下線は、Web上でリンクと誤解されやすいため、原則として使用しないようにしよう。どうしても強調したい場合は、特別な意味を持たせる(例:用語の解説など)場合に限定しましょう。

なお、最新のWordPressでは、管理画面の設定で簡単に下線を引くことができません。旧バージョンのWordPressではできたのですが、アップデートを繰り返すなかで、下線を引く機能が削られました。

WordPressで下線を引くには、文字を選択してショートカットキー「Ctrl + U」を押します。これで下線が引かれますので試してみましょう。

マーカーを使いすぎない

マーカー

マーカーは、「黄・赤・青」の3色あり、付け方には、文字全体のマーカーと、文字の下側だけのアンダーラインマーカーの2種類あります。合計6種類のマーカーがありますが、使いすぎに注意しましょう。

(参考)「黄色マーカー」と「黄色アンダーラインマーカー」の比較

マーカー例

「黄色アンダーラインマーカー」を使っているサイトも多く見られますが、明らかに「黄色マーカー」の方が見やすいことがわかります。マーカーは、原則「黄色マーカー」だけの使用にとどめましょう。

SEOと読みやすさを両立!ブログ作成術

SEOと記事の読みやすさ、どちらも妥協はできません。本章では、Googleにも読者にも愛されるブログ記事を書くための具体的なテクニックを徹底解説します。

SEO効果を高めつつ、最後まで読まれる文章の秘訣を解説しますのでご覧ください。

記事には適切に余白を空ける

ブログ記事には、適切に余白を設けることが重要です。文字でびっしり詰まった記事では、読者は離脱してしまいます。
記事の適切な余白は、読みやすさを劇的に向上させ、読者の直帰率の低下に直結します。読者がストレスなく閲覧できる最高のレイアウトスキルを身につけ、検索順位アップを目指しましょう。

Cocoonでの本文行間設定

(参考)Cocoonでの本文行間設定

行間余白設定

「Cocoon設定」⇒ 「本文」 ⇒ 「本文余白」で設定します。

当サイトでは、次のとおり設定しています。
行の高さ「Shift+Enter」で改行したときの行間1.8」デフォルトのまま
行の余白「Enter」で改行したときの行間 1.4 → 「2」へアップ

見出しの文字は<h4>まで!

見出しの文字サイズを適切に使いこなすことが、記事全体の読みやすさを大きく左右します。見出しは、<h1>から<h6>まであります。

<h1>は記事タイトルにのみ使用し、本文中の見出しには<h2>以降を使います。<h2>は<h3>より大きく、<h3>は<h4>より大きく…というように、階層が下がるにつれて文字サイズを小さくなります。

その理由は、サイトによって<h5><h6>は対応しておらず、レイアウトが崩れる可能性があるからです。見出しは<h4>までに留めましょう。Googleは、これらの見出しタグを情報の階層として認識します。 正しく使うことで、SEO評価もアップします。

リスト(箇条書き)を効果的に使って情報を整理する

リストは、複雑な情報をシンプルに伝える最強のツールです。リストには、「順序なしリスト」と「順序付きリスト」の2種類があります。

• 順序なしリスト
順序に意味がない項目(例:ブログのメリット、必要なものリストなど)を列挙する際に使用します。

「ブロックの追加」 → 「リスト」 → 「順序なしリスト」の順に選択します。

順序なしリスト


• 順序付きリスト
順番が重要な項目(例:手順、ランキングなど)を示す際に使用します。文章が箇条書きになるので、読者は情報を素早く把握でき、理解度が高まります。

「ブロックの追加」 → 「リスト」 → 「順序付きリスト」

順序付きリスト


「引用」でコンテンツにメリハリをつける

外部の言葉や、著名人の発言などを引用する際は、ブロックの引用「 ❞」を使用します。

引用ブロック

引用部分が通常の文章と区別され、見た目の変化が生まれます。公的機関などの情報源を引用することで、記事の信頼性が向上します。


まとめ

ブログの文字装飾は、単なる見栄えのためだけではありません。読者の読みやすさを高め、記事の理解度を深め、最終的にあなたのブログの価値を向上させるための重要なテクニックです。

この記事でご紹介した内容を参考に、あなたのブログに適切な文字装飾を施してみましょう。

太字、マーカー、リスト、見出し、そして色の力を適切に活用するだけで、あなたのブログは驚くほど読みやすく、多くの読者を惹きつける魅力的なメディアへと生まれ変わるはずです。

なお、「書けない」という悩みを根本から解決したい、体系的にWebライティングを学びたい方は、まずこちらの記事をご覧ください。
▶︎ 「【完全保存版】書けない悩みを解決!Webライティングの教科書」


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