もう迷わない!Webライティング基本用語、初心者向け完全ガイド

本記事では、以下のようなお悩みを解決します!
  • Webライティング用語って難しい?
  • Webライティング用語はどこで学んだらいい?
  • 厳選したウェブWebライティング用語を学びたい!
  • 初心者でも分かりやすく解説してほしい!

現在会社に勤めながら副業でWebライターをしています。会社では雑誌の編集を担当しており原稿を依頼する側ですが、自宅ではWebライターとして仕事を受けています。

この記事『もう迷わない!Webライティング基本用語、初心者向け完全ガイド』を実践すれば、初心者でもWebライティングに関する基本用語が分かりますよ!

Webライティングの専門用語、難しく感じていませんか?この記事では、SEOや、UI/UXといった必須用語を、初心者のあなたにもわかるようにイチから解説します。


自信を持ってWebライティングができるよう、一緒に学びましょう。じっくりご覧ください。

  1. コンテンツ企画・戦略編
    1. E-E-A-T(イーイーエーティー)
    2. Webライティング
    3. SEO(エスイーオー)
    4. SEM(エスイーエム)
    5. MFI(エムエフアイ)
    6. キーワード
    7. キーワードリサーチ
    8. キュレーション
    9. 検索意図(けんさくいと)
    10. クラスターコンテンツ(クラスターページ)
    11. コンテンツカレンダー
    12. コンテンツマーケティング
    13. コンテンツマップ
    14. SERP(サープ)
    15. ターゲットオーディエンス
    16. トピッククラスター
    17. ビッグキーワード
    18. ピラーコンテンツ(ピラーページ)
    19. ペルソナ
    20. ミドルキーワード
    21. ユニークコンテンツ
    22. リライト
    23. ロングテールキーワード
  2. ライティングスキル・構成編
    1. 引用
    2. SEOライティング
    3. SDS法
    4. 共起語(きょうきご)
    5. 箇条書き
    6. 可読性
    7. 関連語
    8. 簡潔性
    9. 具体性
    10. 結論
    11. CTA(シーティーエー)
    12. 視認性
    13. タイトル
    14. ディスクリプション
    15. 読者目線
    16. 導入文
    17. 読了率
    18. ファクトチェック
    19. 太字
    20. PREP法(プレップ法)
    21. 見出し
      1. H1(一番大きい見出し:記事タイトル)
      2. H2(二番目に大きい見出し)
      3. H3(三番目の見出し)
    22. 網羅性
    23. 論理的思考
  3. 技術・ツール・指標編
    1. HTML(エイチティーエムエル)
    2. SSL(エスエスエル)
    3. XMLサイトマップ
    4. CSS(シーエスエス)
    5. CMS(シーエムエス)
    6. WordPress(ワードプレス)
    7. Google Analytics(グーグルアナリティクス)
    8. Google Search Console(グーグルサーチコンソール)
    9. キーワードプランナー
    10. PageSpeed Insights(ページスピード インサイト)
    11. オーガニック検索
    12. クリック率
    13. 表示回数
    14. コンバージョン率
    15. 直帰率
    16. 離脱率
    17. 滞在時間
    18. トラフィック
    19. インデックス
    20. クローラー
    21. ランキング要因
    22. 内部リンク
    23. 外部リンク(被リンク)
    24. 発リンク
    25. アンカーテキスト
    26. noindex(ノーインデックス)
    27. nofollow
    28. canonical(カノニカル)
    29. 301リダイレクト
    30. robots.txt(ロボッツテキスト)
  4. その他
    1. 炎上
    2. オウンドメディア
    3. 景品表示法
    4. コラム
    5. コピーライティング
    6. 校正
    7. 肖像権
    8. 推敲(すいこう)
    9. セールスライティング
    10. 著作権
    11. トンマナ(トーン&マナー)
    12. ブランディング
    13. ユーザーエクスペリエンス
    14. ユーザーインターフェース
    15. ランディングページ
    16. レギュレーション
  5. まとめ

コンテンツ企画・戦略編

コンテンツを企画・戦略編に関する基本用語一覧です。

E-E-A-T(イーイーエーティー)

E-E-A-Tは、「Experience(経験)→ Expertise(専門性)→ Authoritativeness(権威性)→ Trustworthiness(信頼性)」の略で、Webサイトの品質を評価する基準のこと。

Googleの「検索品質評価ガイドライン(General Guidelines)」で示されています。

Webライティング

Webライティングとは、Webサイトに公開してユーザーに読まれることを前提として記事コンテンツを作成することを指します。

【参考】Webライティングするうえで、次の三つの重要ポイント
事実に基づく情報を書く
ユーザーニーズに沿った記事コンテンツを書く
分かりやすく、SEOを意識して書く

SEO(エスイーオー)

SEOは、「Search(検索)→ Engine(エンジン)→ Optimization(最適化)」の略で、Googleなどの検索エンジンで、ランキング上位表示を目指すための施策。

検索エンジンに最適化された記事コンテンツを作成することを意味します。

SEM(エスイーエム)

SEMは、「Search(検索)→ Engine(エンジン)→ Marketing(マーケティング)」の略で、検索エンジンを活用したマーケティング全般(SEOとリスティング広告など)を意味します。

MFI(エムエフアイ)

MFIは、「Mobile(モバイル)→ First(ファースト) → Indexingdex(インデックス)」の略で、Googleがモバイルサイトのインデックスを優先することを意味します。

多くのユーザーがパソコンよりもスマートフォンなどのモバイル端末を利用するようになったため、2018年から採用されています。

キーワード

キーワード(keyword)は、ユーザーがGoogleなどの検索エンジンで入力する単語や語句のことを指します。

キーワードには次のとおり、さまざまなものがあります。

  • 単体キーワード(1語のみ)
  • 複合キーワード(複数)
  • ビッグキーワード
  • ミドルキーワード
  • スモールキーワード

キーワードリサーチ

キーワードリサーチ(keyword research)は、ユーザーがGoogleなどの検索エンジンで検索するキーワードをリサーチ(調査・分析することを指します。

これによりユーザーの検索意図を理解し、SEO対策などに役立てることが可能となります。

キュレーション

キュレーションCuration)とは、特定の視点で情報を収集し、必要なものだけ選択してとりまとめて提供することを意味します。

キュレーションという言葉は、インターネットだけでなくビジネスなどさまざまな分野で使われます。

検索意図(けんさくいと)

検索意図(SERP Intent)とは、ユーザーが検索エンジンを使用してキーワード検索する際に考えている具体的な目的や背景を指します。


つまり、ユーザーは検索して何かの情報を得たい、何かをしたい、何かになりたいなど、それぞれの検索目的があります。その検索目的が分かれば、ユーザーニーズに合ったコンテンツを提供できるのです。

クラスターコンテンツ(クラスターページ)

クラスターコンテンツとは、ピラーコンテンツ(まとめ記事)を補完するより詳細なサブトピックのコンテンツ(個別記事)を意味します。


例:ピラーコンテンツが「SEO対策」の場合

ピラーコンテンツ 
(まとめ記事)
クラスターコンテンツはピラーコンテンツを補完
(個別記事)   
SEO対策キーワード選定の具体的な手順    
内部リンク最適化のベストプラクティス    
被リンク獲得のための戦略
Googleアナリティクスを使ったSEO分析


コンテンツカレンダー

コンテンツカレンダーとは、制作するコンテンツのスケジュールを一括管理するためのカレンダーのことを意味します。

コンテンツの種類、テーマ、公開日、担当者などを計画・管理することで、作業の効率化、チーム間の連携強化、そして一貫したコンテンツ提供が可能になります。

コンテンツマーケティング

コンテンツマーケティングは、価値あるコンテンツをウェブサイト、ブログ、SNS、メルマガなどで発信し、顧客との信頼関係を構築。

ファンを増やし最終的に売上を増やすことを目指すマーケティング手法を意味します。

コンテンツマップ

コンテンツマップは、ウェブサイトがどのようなコンテンツ構成かを可視化した図のことです。

サイト内の情報を整理し、ユーザーが迷わず目的のページにたどりつけるようにします。

SERP(サープ)

SERPは、「Search(検索) → Engine(エンジン) → Results(結果)→ Page(表示画面)」の略で、検索エンジンの結果に表示される画面を意味します。

つまり、検索結果のこと。

ターゲットオーディエンス

ターゲットオーディエンスは、自社の製品・サービスに興味、関心をもつ可能性が高い読者層を意味します。

あらゆる読者層を対象にするのではなく、ターゲットオーディエンスを絞ることで商品の購入などマーケティング効果が高まります。

トピッククラスター

トピッククラスターは、ある特定のトピック(ピラーコンテンツ・まとめ記事)を中心に、関連する複数のサブトピック(クラスターコンテンツ・個別記事)を作成します。

記事を内部リンクでつなぎ、SEO効果を高める戦略を意味します。

ビッグキーワード

ビッグキーワードは、Googleなどの検索エンジンで非常に多く検索されているキーワードを指します。月間検索ボリューム(検索回数)の多いキーワードを意味します。

具体的には、月間検索ボリュームが1万回を超えるキーワードを指します。

ピラーコンテンツ(ピラーページ)

ピラーコンテンツは、トピッククラスターの中心となるコンテンツを指します。

「ピラーページ」「まとめ記事」とも言われます。

ペルソナ

ペルソナとは、商品やサービスの具体的な人物像(年齢、性別、職業、興味、悩みなど)を指します。

ターゲットも同じユーザー像を指しますが、ペルソナはより詳細に設定するのが特徴です。

ミドルキーワード

ミドルキーワードは、主に2語で構成されることが多く、月間検索ボリューム(検索回数)が中程度のキーワードを意味します。

具体的には、月間検索ボリュームが1000~1万回程度のキーワードを指します。

ユニークコンテンツ

ユニークコンテンツは、既存のコンテンツとは違い、独自の価値や視点を持つオリジナリティーの高いコンテンツを意味します。

単に既存の情報をまとめただけではなく、書き手の経験、知識、分析、考察などが加わり、読者にとって新しい発見や深い洞察(本質的な意味)を提供するコンテンツを指します。

リライト

リライトとは、基本的に既存の記事コンテンツを「書き直すこと」で、一からオリジナル記事を執筆するわけではないので、時間的にはより短時間で作業可能です。

リライトを「語尾などの修正」と誤解している人も多いので、注意しましょう!

ロングテールキーワード

ロングテールキーワードは、Googleなどの検索エンジンで検索回数が少ない複数の単語で構成されるキーワードです。

具体的には、3語以上で構成される月間検索回数が1000回未満のキーワードを指します。


ライティングスキル・構成編

ライティングスキル・構成編に関する基本用語一覧です。

引用

引用とは、自分の書いた文の中に、他人の書いた文章や発言(著作物)をそのまま使用することを意味します。

ただし、引用する際には出典を明記するなど「引用ルール」を守らなければなりません。

SEOライティング

SEOライティングとは、検索エンジンで上位表示されることを意識して文章を作成する手法です。

SDS法

SDS法とは、「まとめ (Summary) → 詳細 (Details) → まとめ (Summary)」 の順で説明する文章構成を指します。

PREP法と共にライティングの基本構成です。

共起語(きょうきご)

共起語とは、あるキーワードと一緒に使われることが多い単語を指します。

箇条書き

箇条書きは、情報を簡潔に整理しリスト化することで、読者にわかりやすくする書き方です。

可読性

可読性とは、文章の読みやすさを意味します。例えば、漢字とひらがなの割合、一文の長さ、行間などによって可読性は変わります。

関連語

関連語とは、あるキーワードと意味的に関連性の高い言葉を意味します。

簡潔性

簡潔性とは、無駄な表現を省き要点をまとめることを指します。

具体性

具体性とは、抽象的な表現を避け、具体的な事例やデータを示して記事を書くこと。

結論

結論は、記事の最後のまとめで、要点の再確認や読者に次の行動を促します。

CTA(シーティーエー)

CTAとは、Call To Actionの略で「行動喚起」を意味します。読者に特定のアクションを誘導するテキストやボタンを指します。

CTAの例)
・「詳しくはこちら」
・「資料請求」
・「お申し込み」
・「お試し10日間無料!」など

視認性

視認性とは、文字やレイアウトの見やすさを意味します。

タイトル

タイトルは、記事の内容を要約した文章を指します。簡潔で分かりやすい文章にすることで、読者に記事が読まれる可能性が高まります。

ディスクリプション

ディスクリプション(Description)はメタディスクリプションとも言われ、記事の説明文を意味します。

検索エンジンの検索結果にページタイトルが表示されますが、その下にディスクリプションが表示されます。

この部分は、通常「スニペット」と呼ばれます。ディスクリプションはSEOには直接の影響はありません。しかし、読者のクリック率に関わるので、間接的にはSEO効果があるといえます。

読者目線

読者目線とは、読者の悩みに対し「あなたの悩みはよく分かります」と寄り添い、解決するための方法を提示してあげることを指します。

導入文

導入文はリード文とも言われ、記事本文に入る前の冒頭部分に書く文章を指します。

本文に書いてあるのはこういう内容ですよ、と読者の関心を引き、読み進めてもらうための重要な部分です。

読了率

読了率は、ウェブサイトの記事に訪問したユーザーのなかで、最後まで文章を読んだ人の割合を指します。

ファクトチェック

ファクトチェックとは、情報の正確性・妥当性を検証することを指します。WEBライターは 記事作成する際に、情報の真偽を必ずファクトチェックする必要があります。

太字

太字は、強調したい文字を通常よりも太く目立たせるための書体を指します。ボールドとも呼ばれます。

WordやExcelで太字にしたい場合に使われる「B」はボールド機能を意味します。

PREP法(プレップ法)

PREP法とは、「主張 (Point) → 理由 (Reason) → 具体例 (Example) → 主張 (Point)」 の順で説明する文章構成です。

SDS法と共に頻繁に使われる文章構成の一つです。

見出し

見出しはHタグとも言われ、記事の構成をわかりやすくするための大中小の見出しで表示します(H1, H2, H3…)。

H1(一番大きい見出し:記事タイトル)

H1は、記事全体のタイトルを示す最も重要な見出しです。

H2(二番目に大きい見出し)

H2は、記事の主要なセクションを示す見出しです。

H3(三番目の見出し)

H3は、H2の下に位置する更に詳細なセクションを示す見出しです。

網羅性

網羅性とは、あるテーマに関して必要な情報を漏れなくカバーしていることを意味します。

単なる情報の網羅ではなく、ユーザーニーズに応える内容を掲載する必要があります。

論理的思考

論理的思考とは、筋道をたてて矛盾なく物事を組み立て、結論を導き出す考え方を意味します。ロジカルシンキングとも言われます。


技術・ツール・指標編

技術・ツール・指標に関する基本用語一覧です。

HTML(エイチティーエムエル)

HTMLは、Hyper Text Markup Language(ハイパーテキスト マークアップ ランゲージ)の略で、Webページを作成するための言語を意味します。

HTMLは「マークアップ言語」と呼ばれ、主にWebページの文章構造を定義します。Webページは、Webサイトの各コンテンツページを意味します。

SSL(エスエスエル)

 SSLはSecure Sockets Layerの略で、インターネットの通信を暗号化しセキュリティを強化する技術を意味します。

ウェブサイトのURLが「http」ではなく「https」「s」が追加されます。

SSL化により、サイトとユーザー間の安全な通信が保証され、個人情報やクレジットカード情報などの機密データが保護されます。

XMLサイトマップ

 XMLサイトマップは、検索エンジンにサイトの構造を伝えるファイルです。全ページのURLや最終更新日、更新頻度などの情報が含まれます。

これにより、クローラーがサイトを効率的にページを巡回・インデックスし、SEO効果が期待できます。

CSS(シーエスエス)

CSSは、Webページの見た目のスタイル(デザイン)を定義する言語を指します。そのためCSSは、必ずHTMLとセットで使われます。

CSSは、Webページの色、フォント、配置、間隔、装飾などにデザインを施し、ユーザーエクスペリエンス(User Experience=UX)を向上させます。

CMS(シーエムエス)

  CMSとは、「Contents Management System:コンテンツ・マネジメント・システム」の略で、Webサイトのコンテンツ(文章、画像、デザインなど)を管理するシステムを意味します。

最も有名なCMSは「WordPress」です。

WordPress(ワードプレス)

 WordPressは、世界で最も使われているオープンソース(無償で利用可能)のCMSです。プログラミングの知識がなくても、ブログやウェブサイトを簡単に作成・管理・更新できるのが最大の特徴です。

豊富なデザインテンプレート(テーマ)や拡張機能(プラグイン)を使って、見た目や機能を自由にカスタマイズできます。

個人ブログや企業・ECサイトなど、幅広い用途で利用されています。

Google Analytics(グーグルアナリティクス)

 Google Analyticsは、ウェブサイトへのアクセス状況を解析するGoogleの無料ツールです。ウェブサイトに訪問したユーザーの行動データを詳細に分析できます。

ユーザーの行動データ分析結果をもとに、サイトの改善点を見つけたり、マーケティング戦略を立てたりするのに役立ちます。

Google Search Console(グーグルサーチコンソール)

 Google Search Consoleは、Google検索でのウェブサイトのパフォーマンスを監視・管理する無料ツールです。通称「サチコ」とも呼ばれることもあります。

具体的には、検索パフォーマンス(表示回数、クリック数、掲載順位)、サイトマップの送信、インデックス登録状況、クロールエラー、モバイルユーザビリティーの問題などを確認できます。

ウェブサイトのSEO対策には欠かせないツールです。

キーワードプランナー

 キーワードプランナーは、Googleが提供するキーワードの無料調査ツールです。特定のキーワードの月間検索回数や関連キーワード、競合性などを調査できます。

これにより、SEO対策のキーワード選定や、Google広告の出稿キーワード選定に役立てられます。

PageSpeed Insights(ページスピード インサイト)

 PageSpeed Insightsは、Webページの読み込み速度を分析するGoogleの無料ツールです。ウェブサイトの表示速度とパフォーマンスを分析し、改善点を提案してくれます。

オーガニック検索

 オーガニック検索は、検索エンジンの広告枠部分ではない、通常の検索結果からのアクセスを指します。Googleに評価されたウェブページがランキング形式で並んでおり、「自然検索」とも言われます。

クリック率

クリック率(CTR:Click Through Rate)とは、表示回数に対してクリックされた割合を指します。例えば、広告が100回表示されて5回クリックされた場合、クリック率は5%となります。

この数値が高いほど、ユーザーが広告に興味を持っていることを意味します。

表示回数

表示回数はインプレッション数とも呼ばれ、ウェブサイトの広告やコンテンツがユーザーの画面に表示された回数を示します。

この数値は、広告やコンテンツがどれだけ多くの人の目に触れたかを示すもので、クリック率を算出する際の基となります。

コンバージョン率

コンバージョン率(CVR:Conversion Rate)は、ウェブサイトへの訪問者のうち、商品購入や会員登録、資料請求といった特定の目標行動を達成した割合を示します。

コンバージョン率 = (コンバージョン数 ÷ オーディエンスの合計)x 100

ウェブサイトや広告の効果を測る上で非常に重要な数値で、より高いほどサイトや広告が目的を達成していると言えます。

直帰率

直帰率(Bounce Rate)は、ウェブサイトを訪れたユーザーが、最初の1ページだけを見て他のページを訪問せずに離脱した割合を示す指標です。

直帰率 = (1ページのみのセッション数) ÷ (すべてのセッション数)

この数値が高い場合、サイトのコンテンツがユーザーニーズに応えていないため、すぐに離れてしまったことを示します。

離脱率

離脱率とは、ウェブサイトを訪れたユーザーが、そのページから別のサイトへ移動したり、離脱したりしてしまった割合を示します。

例えば、Webページに100人のユーザーが訪問し、そのうち30人がそのページから他のサイトへ移動した場合、離脱率は30%になります。

離脱率が高いページは、ユーザーニーズに応えていなかったり、情報が見つけにくかったりするなど、何らかの問題を抱えている可能性があります。

滞在時間

滞在時間とは、ユーザーがウェブサイトを閲覧し始めてから離脱するまでの合計時間を意味します。人や物の動きを分析する上で重要な指標となります。

トラフィック

トラフィック(traffic)とは、ユーザーがウェブサイトへ訪問した回数やセッション数などを指します。

サイトのトラフィックが多ければ、多くの人が訪れている証拠となります。一方で、トラフィックが集中しすぎると、ネットワークの混雑やシステムの遅延を引き起こす可能性もあります。

インデックス

 インデックスス(index)は、Webページを検索エンジンのデータベースに登録することを指します。

データ検索を高速化するための仕組みで、大量のデータの中から必要な情報を取り出すことが可能になります。

クローラー

 クローラーは、ウェブサイトを自動的に巡回し情報を収集するロボットを指します。

検索エンジンの場合は、ウェブページの内容を読み込み、データベースに登録することで、ユーザーが検索した際に適切な情報を表示できるようにしています。

ランキング要因

ランキング要因とは、Googleなどの検索エンジンが、ウェブページの表示順位を決定する際に使用するさまざまな基準やシグナルのことを指します。

主なランキング要因としては、以下のようなものが挙げられます。
・コンテンツの質と関連性
・適切なキーワード
・質の高い被リンク
・モバイルフレンドリー
・ページ表示速度
・ユーザーエクスペリエンス (UX)
・サイトの安全性:(HTTPS化)

内部リンク

内部リンクとは、同一のウェブサイト内の異なるページをリンクさせることを意味します。内部リンクさせることで、ユーザーがサイトを移動しやすく目的の記事にアクセスしやすくなります。

内部リンクは、サイトのSEO対策において非常に重要な要素です。

外部リンク(被リンク)

 外部リンクは被リンクとも呼ばれ、他のサイトから自分のサイトへ貼られたリンクのことを指します。

質の高いサイトからの被リンクが多いほど、自分のサイトは有用であると判断されやすく、検索エンジンのランキングで上位表示される可能性が高まります。

発リンク

 発リンクは、自分のサイトから他のサイトへ貼られたリンクのことです。

関連性の高い高品質なサイトへの発リンクは、ユーザーに価値を提供し、検索エンジンにとっても情報の関連性を理解する助けになります。

アンカーテキスト

 アンカーテキストとは、ウェブページ上のハイパーリンクとして表示される、クリック可能なテキストのことです。

例えば、「こちらをご覧ください」や、「詳細はこちら」がアンカーテキストにあたります。

アンカーテキストは、リンク先のページの内容を簡潔に示し、ユーザーがクリックする前にどのような情報が得られるかを予測する手助けをします。

検索エンジンもこのテキストを読み取り、リンク先のページのテーマや関連性を理解するための重要な手がかりとして利用します。

noindex(ノーインデックス)

noindexは検索エンジンのクローラーに対して、そのページを検索結果に表示させないよう指示できます。

例えば、テストページ、重複コンテンツ、または公開したくないページなどに設定されます。

noindexを設定してもクローラーはページを訪れますが、インデックス登録はされず、検索結果には表示されません。

nofollow

 nofollowは、検索エンジンのクローラーに対して「このリンクを辿らないで」「このリンク先のページにランキングの評価を渡さないで」と指示します。

主に、コメントスパム対策、広告リンク、信頼できないコンテンツへのリンクなど、ランキング評価を渡したくない場合に利用されます。

nofollowを設定しても、リンクは機能し、ユーザーはクリックして移動できますが、検索エンジンのインデックスやランキングには影響しません。

 

canonical(カノニカル)

canonicalとは、重複したコンテンツがある場合に、正規のURLを検索エンジンに伝えるタグを意味します。

同一コンテンツがあることで検索エンジンの評価がそれぞれのURLに分散してしまい、SEOに不利に働くのを防ぐためです。

301リダイレクト

301リダイレクトは、ウェブページが恒久的に新しいURLへ移動したことを示すものです。

これにより、検索エンジンは、古いURLにアクセスした際に自動的に新しいURLへ誘導され、SEO評価も引き継がれます。

ウェブサイトの移転やURL変更時に利用されます。


robots.txt(ロボッツテキスト)

 robots.txtは、検索エンジンのクローラーに対して、サイトへのアクセスを制御できるテキスト形式のファイルです。

これにより、重複コンテンツのインデックス防止や、非公開情報の保護、サーバーへの負荷軽減などに役立ちます。

サイトのルートディレクトリ(階層構造の最上位)に配置され、クローラーは最初に robots.txtを読んでクロールすべきかどうかを確認します。


その他

その他の基本用語一覧です。

炎上

炎上とは、特定のウェブサイトやSNSでの投稿に対し、批判や非難が殺到し収拾がつかないほど過熱する状況を指します。

まるで火事のように燃え広がる様子からこの名がつきました。個人だけでなく企業や団体が対象となることも多く、社会的な影響を及ぼすケースも少なくありません。

オウンドメディア

オウンドメディア(Owned Media)は、企業が自社で所有・運営するメディアを指します。具体的には、ウェブサイト、ブログ、SNSアカウント、メールマガジンなどが含まれます。

その主な目的は、ターゲットユーザーに価値ある情報を提供し、ブランド認知の向上、顧客育成、リード獲得、採用強化など、多様なマーケティングの目標達成への貢献です。

広告費に依存せず、長期的な資産としてコンテンツを蓄積できる点が大きな特徴です。

景品表示法

景品表示法は、不当な表示や過大な景品提供を規制し、消費者が適切に商品・サービスを選べるようにする法律です。

嘘や誇大な広告、限度を超える景品は禁止されています。

コラム

 コラムは、ウェブサイトなどで筆者の意見や視点を交えて時事問題や特定のテーマについて述べる記事を指します。

読者に新しい視点を提供したり、共感を呼んだりすることを目的としています。

コピーライティング

コピーライティングとは、読者の心に響かせ、行動を促すための文章を書く技術です。商品やサービスの魅力を短い言葉で伝え、広告やウェブサイトなどで使われます。

読者の共感を呼び、購買意欲を高めたり、資料請求を促したりと、具体的な成果につなげることを目的とします。

校正

校正とは、作成した文章や原稿を誤字脱字、表記のゆれ、文法ミスなどを確認する作業です。

最終的な記事の公開前に品質を一定に保ち、読者に正確な情報を提供する目的で行われます。似た言葉に校閲があります。

その違いは下表のとおりです、Webライターであれば理解しておきましょう!


<校正と校閲の違い>

項 目校正(こうせい)校閲(こうえつ)
主な目的表記上の誤り(誤字脱字、送り仮名、句読点、表記ゆれなど)の修正内容の正確性(事実関係、矛盾、不適切な表現など)の確認と修正
確認範囲原稿と指定されたルールや原稿との突き合わせが中心原稿の内容全体に対する多角的な検証が中心
具体的な作業・誤字脱字のチェック
・表記の統一(例:漢字・ひらがなの使い分け、数字の半角・全角)
・文法的な誤りの修正
・レイアウトの確認
・事実関係の確認(固有名詞、数字、歴史など)
・情報の矛盾や誤りの指摘
・差別的な表現や不適切な表現の有無
・論理的な整合性のチェック
・読者への伝わりやすさの確認


肖像権

肖像権は、本人の許可なく顔や姿を撮影・公表されない権利を指します。法律上明文化された権利ではなく、過去の判例によって認められた権利です。

肖像権はプライバシー権とパブリシティーの二つの面があります。

<プライバシー権とパブリシティーの違い>

項 目プライバシー権パブリシティー権
保護対象私生活上の情報や事柄をみだりに公開されない利益氏名や肖像が持つ顧客吸引力などの経済的価値
目的個人の精神的利益(平穏な私生活)の保護著名人などの経済的利益の保護
権利の性質人格権の一種財産権(排他的な利用権)の一種
侵害行為私生活を暴露されること、無断撮影・公開など氏名や肖像を無断で商品化、宣伝に利用することなど
主な主体全ての人(有名・無名を問わない)著名人、有名人(氏名や肖像に経済的価値がある者)


推敲(すいこう)

 推敲とは、書き上げた文章をより良くするために、何度も読み返し、修正・改善する作業です。

誤字脱字の確認はもちろん、表現の適切さ、論理の一貫性、読者への伝わりやすさなどを多角的に見直し、完成度を高めることを目的とします。

セールスライティング

セールスライティングは、読者の行動を促すことを目的とした文章術です。単に情報を伝えるだけでなく、商品の魅力や問題解決力を伝え、購入や問い合わせといった具体的なアクションへ繋げます。

読者の心理に訴えかけ、共感や信頼を得ることで、売上向上を目指します。

著作権

著作権は、文芸、学術、美術、音楽などの著作物を創作した人「著作者」に与えられる権利です。

これにより、著作者は自分の作品を無断でコピーされたり、公衆に利用されたりするのを防ぎ、創作活動のインセンティブを保護します。

思想や感情を創作的に表現したものが対象となり、権利は原則として著作者の死後70年まで続きます。

トンマナ(トーン&マナー)

トンマナとは「トーン(tone)」と「マナー(manner)」の略で、デザインや文章、コミュニケーションにおいて一貫したスタイルやルールを定めることです。

例えば、ウェブサイトの色使い、フォント、言葉遣い、写真の雰囲気などを統一することで、企業やブランドのイメージをユーザーに明確に伝え、信頼感や認知度を高める効果があります。

ブランディング

ブランディングは、企業や製品が持つ独自の価値を顧客の心に深く刻み込み、信頼と共感を育む取り組み全体を指します。

ブランドイメージを確立し競合と差別化を図ることで、消費者に「このブランドの商品が欲しい」と思ってもらい、長く愛される関係を築きます。

例えば「Apple」。彼らは単にスマートフォンやパソコンを売っているのではありません。

「シンプル」「革新的」「クリエイティブ」といったブランドイメージを徹底することで、製品を使う人に特別な体験と所有する喜びを提供しています。

デザイン、直感的な操作性、洗練された広告キャンペーン、そして熱狂的なファンコミュニティー。これら全てが一貫したメッセージを発し、Appleというブランド価値を最大化しているのです。

ユーザーエクスペリエンス

ユーザーエクスペリエンス(UX:User Experience)は、製品やサービスを通じて得られるユーザーのあらゆる体験全体を指します。

ウェブサイトの使いやすさ、アプリの操作感、商品の梱包、購入後のサポートなど、感情や印象を含めた一連の体験が重要です。

心地よいUXは顧客満足度とロイヤルティー(信頼・愛着)を高めます。

ユーザーインターフェース

ユーザーインターフェース(UI:User Interface)は、ユーザーがシステムや製品と対話するための接点を指します。

例えば、パソコンやスマートフォンを操作するときの画面表示、ボタン、アイコン、メニューの並び方など、情報を入力したり、結果を受け取ったりする「見た目」や「操作のしやすさ」全てがUIです。

ランディングページ

 ランディングページ(LP)は、特定の目的を達成するために作られた一枚完結型の縦長のウェブページを指します。

読者に「商品購入、資料請求、問い合わせ」といった、特定のアクション(コンバージョン)を促すために最適化されたページで構成されます。

レギュレーション

レギュレーションとは、Webライターが記事執筆時に守るべきルールや規定のことです。クライアントが求める文章のトーン、キーワードの使い方、構成の指定、表記ルールなどが含まれます。

これにより、記事の品質を一定に保ち、ブランドイメージを統一し、SEO効果を高めることが目的です。

まとめ

この記事では、Webライティングに必要な基本用語を「コンテンツ企画・戦略編」「ライティングスキル・構成編」「技術・ツール・指標編」「その他」の四つのカテゴリーに分けて解説しました。

E-E-A-TやSEOといった基礎から、UI/UX、ロングテールキーワードの考え方、さらにはファクトチェックや著作権といった法的な側面まで網羅しました。

これらの用語を繰り返し読んでマスターして、自信を持ってWebライティングに取り組もう!

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