こんな悩みを解決できる記事になっています!
現在会社に勤めながら副業でWebライターをしています。会社では雑誌の編集を担当しており原稿を依頼する側ですが、自宅ではWebライターとして仕事を受けています。
この記事『All in One SEOをCocoonから削除・設定する方法』を実践すれば、初心者でもAll in One SEOを削除してCocoonでSEO設定できますよ!
記事の前半では「All in One SEO」とは何かと不要な理由を、後半では削除方法を初心者でも分かりやすく解説するので、じっくり読んでください。
All in One SEOとは?
All in One SEOって何ですか?
SEO対策の人気プラグインです!
はじめに「All in One SEO」とは何かを解説します。
All in One SEO(オールインワンエスイーオー)とは?
All in One SEO(AIOSEO)は、WordPressサイトを運営するうえで非常に人気のあるSEO対策プラグインです。All in One SEO は2007年にリリースされたプラグインで、現在300万人以上のWebサイトや SEO担当者が使用しています。
All in One SEOは、2020年に大幅アップデートがあり「All in One SEO Pack」か「All in One SEO」に名称変更されました。ネット上には「All in One SEO Pack」として紹介している記事がたくさんあるのはそのためです。
All in One SEOは、無料版と有償版があります。無料版でも必要十分な機能が使えるうえ、有償版では更に効果的にSEO対策を行えます。そのため、WordPressの人気プラグインランキングでも常に上位に位置し、幅広いユーザーに愛用されています。
SEOの弱いWordPressテーマにとって、All in One SEOは無料で簡単にSEO対策を行ってくれる強力なツールなのです。
- メタ情報の設定(タイトル・メタディスクリプション・SNSの共有情報・メタキーワード)
- noindexの設定
- Googleアナリティクスとの連携
- Googleサーチコンソールとの連携
- XMLサイトマップの作成・送信
- SNS情報の設定
CocoonにAll in One SEOが不要な理由5つ
CocoonにAll in One SEOって必要なの?
CocoonにAll in One SEOは不要です!
Cocoonは、SEO対策が十分なされているWordpressテーマなので、All in One SEOのプラグインは必要ないのです。
CocoonにAll in One SEOが不要な理由を、1~5の順で解説しますのでご覧ください!
CocoonのSEO機能で十分だから
All in One SEOは優れたプラグインですが、WordPressテーマ「Cocoon」も優れています。Cocoonは内部SEO施策も十分に施されており、All in One SEOを入れなくても同様の機能をもつテーマなのです。
そのため、CocoonでSEO設定を適切におこなえば、十分に検索上位も狙えるのです。WordPressの無料テーマでありながら、有料テーマと比べても同等のクオリティがあります。
Cocoonは、機能・性能・操作性などさまざまな面で優秀なので、WordPressテーマのなかでも利用する人が多いのが特徴です。
Cocoonの管理画面が複雑になるから
- ページ高速化機能搭載
- モバイルファースト(モバイルフレンドリー)
- ワンクリックでAMP対応
- ワンクリックでPWA対応
- PCとモバイルでソースコードが100%同じ完全レスポンシブ
- W3CのHTML5バリデーションのエラー0
- W3CのCSSバリデーションのエラー0
- 基本的な構造化データタグの適用
- 構造化データエラー0
- メタディスクリプション記入欄の設置
- HTMLアウトラインの最適化
CocoonにAll in One SEOを入れると設定項目が多くなり、初心者には操作が煩雑に感じられる場合があります。実際にぼくも、CocoonにAll in One SEOを入れていたときは設定項目が多いと感じていました。
All in One SEOを削除してみると、こんなにスッキリした操作画面になるのかと驚きました。そのため、スッキリとシンプルな操作画面で作業するためにも、Cocoonに All in One SEOは不要なのです。
CocoonとAll in One SEOのダグが重複するから
CocoonにAll in One SEOを入れると、タグ(メタディスクリプションとメタキーワード)が重複することがあります。タグが重複するのは、SEOの面でもあまり良くありません。
サイト運営者も、タグを入れる項目が増えるとCocoonで設定したのか、All in One SEOで設定したのか分からなくなることもあります。そのため、タグの管理の面でもCocoonにAll in One SEOは不要なのです。
処理速度が遅くなるから
All in One SEOは機能が多すぎるため、その分WordPressの動作が重くなります。WordPressのプラグインは、できるだけ少ない方が処理速度が早くなります。
サイトの処理速度は、SEOにも大きく影響します。処理速度が遅いと、せっかちなユーザーはサイトから離脱してしまいます。そのためCocoonの機能で足りるのであれば、不必要にプラグインを増やさない方がいいのです。
CocoonはAll in One SEOの非推奨テーマだから
そもそもWordPressテーマのCocoonは、All in One SEOのプラグインが非推奨です。初心者の場合は、そのことが分からないためネットの情報を見て人気プラグインだからと入れてしまいます。
Cocoonは、SEOも含めて最低限の機能があるので、あえてプラグインを入れてSEO対策しない方がいいのです。Cocoonが非推奨とうたっている以上、入れる必要性がないのです。
CocoonからAll in One SEOを削除する手順
CocoonからAll in One SEOを削除する方法は?
All in One SEOを削除する前に、Cocoonを適切に設定しましょう!
All in One SEOを削除する前に、SEO設定をCocoonに移動して適切に設定する必要があります。All in One SEOを削除する際には、細心の注意を払ってSEO設定を移行しましょう。
トップページのタイトルや説明文を設定する
トップページのタイトルや説明文をAll in One SEOで設定していた場合は、Cocoonで適切に設定する必要があります。
トップページのタイトルを設定する
トップページのタイトルは、Googleの検索結果に表示される部分です。SEO対策として重要な部分なので必ず入力しましょう。
WordPressダッシュボードの「設定」→「一般」をクリックします。
❶「サイトのタイトル」は必ず入力しましょう。❷「キャッチフレーズ」は必須ではありませんが、設定したい場合は入力します。
サイトの説明(ホームディスクリプション)を設定する
Webサイトの説明は、トップページのタイトル下に表示される文章です。SEO面で重要なので必ず入力しましょう。
WordPressダッシュボードの❶「Cocoon設定」→❷「タイトル」をクリックします。フロントページ設定にある➌「サイトの説明」にサイトの説明文を入力します。
更に下にスクロールすると「メタディスクリプション」の設定があります。
そこに表示されている「メタディスクリプション」のチェックが入っているのを確認しましょう。チェックが入っていない場合はチェックを入れます。
設定が終わったら「変更をまとめて保存」をクリックして完了です。
投稿タイトルやメタデ説明を「Cocoon」のSEO設定に移動
All in One SEOを削除すると、それぞれの記事に設定している投稿タイトルやメタ説明のSEO情報も消えてしまいます。そのためAll in One SEOを削除する前に、SEO情報をCocoonに移動させます。
- All in One SEOは「投稿タイトル」 ➡ Cocoonは「SEOタイトル」
- All in One SEOは「メタ説明」 ➡ Cocoonは「メタディスクリプション」
それぞれの投稿画面の下に「All in One SEOの設定」があり、更に下の方にCocoonの設定項目があります。
こちらのCocoonのSEOタイトルとメタディスクリプションの情報を記入します。記事が多いと時間がかかって大変なので、できるだけ記事が少ないうちに移行するのをおすすめします。
All in One SEOのXMLサイトマップを無効にする
All in One SEOのXMLサイトマップを無効にします。その前に、All in One SEOにはXMLサイトマップを作成する機能がありますが、CocoonはXMLサイトマップを作成する機能がありません。
そのためXMLサイトマップのプラグインを追加しなければいけません。おすすめは「XML Sitemap Generator for Google」(旧Google XML Sitemaps)です。
XML Sitemap Generator for Googleをインストール・設定
はじめに、XML Sitemap Generator for Googleをインストールします。WordPressのダッシュボードで「プラグイン」を選択します。
「新規プラグインを追加」 ➡ プラグイン検索で「XML Sitemap Generator for Google」と入力します。
「今すぐインストール」クリックしたあと「有効化」をクリックします。これで「XML Sitemap Generator for Google」が使えるようになりました。
つぎに、XML Sitemap Generator for Googleの設定をします。WordPressのダッシュボードの「設定」→「XML Sitemap」を選択します。
「HTML形式でのサイトマップを含める」のみチェックを外します。
つぎに「投稿の優先順位」と「サイトマップコンテンツ」を設定します。
「投稿の優先順位」では❶「優先順位を自動的に計算しない」チェックを入れます。
「サイトマップコンテンツ」では❷「ホームページを含める」「投稿を含める」、➌「固定ページを含める」「カテゴリーページを含める」にチェックを入れます。
つぎに「更新頻度の設定」です。
コンテンツの優先度が高い順に更新頻度を設定しましょう!あくまで「ヒント」でありGoogleクローラーはこの情報をもとに判断します。
- 毎日:ホームページ、投稿、カテゴリー別、製品カテゴリー
- 毎週:固定ページ
- 毎年:今月の最新アーカイブ (ホームページと同じはずです)
古いアーカイブ (古い投稿を編集したときにのみ変更)
タグページ
投稿者ページ
つぎに「優先順位の設定」です。
優先順位の設定では、どのコンテンツを優先的にクロールするかを設定できます。「投稿(個別記事)」は必ず「1.0」に設定しておきましょう!
以上すべての設定が終わったら「設定を更新」をクリックして完了です。
All in One SEOのXMLサイトマップの機能を無効にする
XML Sitemap Generator for GoogleでXMLサイトマップの設定ができたので、All in One SEOのXMLサイトマップの機能を無効にします。
WordPressダッシュボードのAll in One SEOの「サイトマップ」をクリックします。「一般的なサイトマップ」に表示されている「サイトマップを有効化」をスライドさせて無効化します。
これでAll in One SEOの「サイトマップ」は無効化されました。
All in One SEOのソーシャルネットワーク機能を無効にする
つぎに、ソーシャルネットワーク機能を無効にします。
WordPressのダッシュボードにあるAll in One SEOの「ソーシャルネットワーク」をクリックします。
❶「Facebook」を選択 ➡ ❷「オープングラフマークアップ」を無効にします。
❶「Twitter」を選択 ➡ 「Xカード」を無効にします。
All in one SEOを無効化・削除する
さいごに、All in one SEOを無効化・削除します。
ダッシュボードの「プラグイン」 ➡❶ 「インストール済みプラグイン」を選択します。「All in one SEO」の「無効化」をクリックすると、❷「有効化」に変われば無効化は完了です。
すこしの期間はサイトに問題がないか確認して、大丈夫なら「All in one SEO」のプラグインを❷「削除」をクリックして終了です。
まとめ
以上、All in One SEOをCocoonから削除する方法を解説してきました。All in One SEOは優れたプラグインですが、WordPressテーマ「Cocoon」も優れています。
Cocoonは、内部SEO施策も十分に施されており、All in One SEOは削除しても問題はありません。CocoonでAll in One SEOのプラグインを削除したい方は、ぜひご参考にしてください。